花王 PYUAN(ピュアン)シャンプー成分解説
花王のピュアンシャンプー、コンディショナーが売れています。どういう商品なの?購入を検討しているけれどどうかな?という人は買う前にチェックしてください。今回はシャンプーです。
ある一定の年代以上の方は、メリットといえばグリーンのボトルに他にはない香り、グリーンのねっとりした液体とともに懐かしい記憶が蘇る方も多いでしょう。あの香りは唯一無二ですよね。
今回ご紹介するピュアン、メリットとは似ても似つかない外観ですがメリットから派生したブランド。「落とすことを一番に考えたクレンズケアシャンプー」というコンセプトです。商品にとってコンセプトとは一番大切と言っていいもので、これをしっかり確認してから購入するようにしてください。
特徴としては、
〇ノンシリコーン処方
〇弱酸性
〇パール剤・着色剤フリー
ラインナップは現在5種類あり、香りとデザインから自分の好みを選ぶ形です。それでは全成分をみていきましょう。
メリット ピュアン 全成分
代表して、アクティブ&スマイルの全成分をみていきます。
425ml
メリット ピュアン アクティブ&スマイル クレンズケアシャンプー
全成分
水、ラウレス硫酸アンモニウム、エタノール、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウレス-16、ラウラミドプロピルベタイン、イソデシルグリセリルエーテル、PPG-3カプリリルエーテル、リンゴ酸、レモン果実エキス、キウイエキス、キイチゴエキス、グリチルリチン酸2K、ポリクオタニウム-10、コカミドMEA、ラウレス-3、塩化Na、リン酸、水酸化K、ベンジルアルコール、BG、安息香酸Na、香料
メリット ピュアンの成分解説
ちょっと成分に詳しい方なら「ラウレス硫酸アンモニウム」に反応するかもしれません。ラウレス〇〇、という成分は洗浄力が強い、安全性が低いと敬遠しがち。このラウレス硫酸アンモニウムと、その次にきている「エタノール」から、このシャンプーは皮脂量多めの方、頭皮のにおいの気になる方、すっきりしたい方向けに作られていることがわかります。コンセプト通りです。
ラウレス硫酸アンモニウムは洗浄力高め、やや刺激もありますが、皮脂量多めの方などは使っても大丈夫でしょう。ラウレス硫酸Naよりも刺激は穏やか、脱脂力は強いですがそれ以外は何も言うことはありません。
ターゲットの20代女性のアンケート結果より、頭皮のにおいが気になる人が多かったことからこのような処方になったようです。最近のシャンプーの傾向として、肌に優しい、安全性が高い、ナチュラル、オーガニック、ボタニカルなどの肌を労わる処方が多い中、メリットとしてこのラインを入れてきたのはとても好感がもてます。
アンケート結果からもわかるように、20代女性だけではなく密かに頭皮のにおいが気になる人は多いです。頭皮のにおいが気になるのは不潔にしているということではなく、皮脂分泌量が人よりも多く、半日~1日経たない間に髪がべたついたり脂っぽくなってきたりにおってくるという悩みです。こういったタイプの方は、通常の洗浄力のシャンプーで洗っても頭皮の皮脂を落としきれず、脂漏性湿疹であったり、洗浄中でも爪に白い皮脂が詰まってしまい人知れず悩んでいるのです。
前述したとおり、ピュアンは「落とすことを一番に考えたクレンズケアシャンプー」。髪のダメージやツヤ、潤いを求める方用ではありません。落とすこと、クレンズすること、そこを求める人向け。また頭皮のにおいではなくシャンプーの香りが香るように強めで持続力のある香料ですので自分でいいにおいを確認できるメリットがあります。
ラウレス硫酸アンモニウムが主洗浄成分なのでノンシリコンですが泡立ちが抜群。皮脂量多めの人はシャンプーを2,3回しないとなかなか泡立たない人が多いはずですが、それを考えれば1回でしっかり泡立ちますので逆に頭皮や髪を傷めることもありません。
メリット ピュアンのまとめ
泡立ちよし、すっきりしっかり洗い上げるクレンズシャンプー。今までどんなシャンプーを使っても頭皮が臭う、べたつく、男性用のトニックシャンプーを使うしかなかった女性の救世主です。気分によって香りも選べるので嬉しいですね。乾燥肌、敏感肌、フケが気になる方などはお使いにならないほうが無難でしょう。あくまで「落とす」シャンプーですが、コンディショニング力もしっかりありますのでご心配なく。最近のナチュラル志向傾向にうんざりしていた女性にとって唯一無二のシャンプーとなって人気が出ているのかもしれません。