毛穴パックの危険性を専門家が解説

毛穴の角栓、気になりますよね?この角栓は指先で押し出すとおもしろいほど出てきたりします。この角栓を手っ取り早く除去する方法として人気なのが「毛穴パック」「角栓パック」ではないでしょうか。

シート状のパックを鼻に貼り時間を置いた後にゆっくりはがすと、角栓がシートにビッシリ乱立!見た目の気持ちよさや毛穴がぽっかりと開いた様はなんとも爽快感があります。取れた角栓見たさと気持ちよさに繰り返し使ってしまうのは女性ばかりではなく男性にも。

しかしこの毛穴パック、気をつけなければいけないことがあります。その危険性について。

毛穴が余計に大きくなる?!

もともと毛穴が閉じた状態であれば角栓も溜まらず毛穴も目立ちません。しかし過剰な皮脂分泌、メイク汚れや皮脂残りが毛穴を塞ぐ、また酸化することで角栓はでき、毛穴は黒ずみます。角栓ができる原因は様々ですが、このできてしまった角栓を取り除くことは大切です。ただし、その方法がシートタイプの毛穴パックであった場合は要注意!

確かにすばやく効果が目にみえてわかり、なおかつごっそり除去してくれますが、その一方

・肌に必要な角質まで一緒に取り除いてしまう

・毛穴がぽっかりと開いた状態になり、放置するとまた繰り返す

・刺激が強すぎて乾燥を引き起こす

などの思わぬトラブルも。

毛穴ケアは慎重に

では毛穴ケアはどうすればよいのでしょうか。

まず、シートタイプの毛穴パックは頻度に気をつけて。多くても1ヶ月に1回を目安に。また毛穴が開いた状態を放置せず、収斂化粧水などですばやく保水、もしくは氷水などで毛穴を閉じてください。ここで放置すると毛穴は開きっぱなしとなり、過剰に皮脂が分泌されまた角栓は繰り返します。アフターケアがとても重要になってきます。また、それでも取りきれなかった角栓を無理に取ろうとするのも毛穴にダメージを与えることになります。

シートタイプのように粘着力で角栓を取る以外の方法としては、毎日汚れをしっかり落とし肌バランスを整えること。またオリーブオイルなどの油分でやさしくマッサージして皮脂を溶かすように気になる部分だけケアすることもおすすめです。

クレンジングも、皮脂性肌の方はオイルクレンジングがいいでしょう。オイルクレンジングは洗浄力が高い一方脱脂力が高いので、乾燥が気になる時は鼻やおでこ、あごなど毛穴の気になる部分のみオイル、それ以外はジェルやクリームクレンジングなど使い分けるのも手です。

過剰なお手入れは逆効果なことがあります。絶対に爪の先で角栓を押し出したり、無理やり毛穴に傷をつけないでください。そのことを忘れず、お肌はやさしく扱うこと。毎日自分の肌にあったお手入れをすることで毛穴や角栓の悩みは少なくなるはずです。