「ケチらない」ことが美への近道

あなたは大切なところで「ケチって」いませんか?

お肌の悩みが増えたりスキンケアに気をつけはじめる年代の方は、子育てや生活にお金がかかってしまい、ついつい自分のことは後回し、少しでも節約できるところはしよう!とがんばってしまいがち。

節約できるところはもちろんするべきです。毎日のスキンケアにはお金をかけようと思えばかかりますし、シンプルで大丈夫という人はあまりお金がかかりません。大切なのは、どこをケチってはいけないのか、ということ。それを知ることで意識だけでなくお肌も見違えるように変化するかもしれません。

「洗う」ことをケチってはいけない

一番やりがちな美容の節約法としては、「クレンジングを少量」「洗顔料をちょっとだけ」で洗うこと。もちろんNGです。なぜおすすめしないのかの一番の理由は、「摩擦」。手の平とお肌の間に摩擦が生じることで、シワやシミ、肌荒れの原因に。この摩擦を毎日積み重ねることで将来的な肌年齢は違ってくることでしょう。

何よりメーカーが推奨する使用量を満たさなければ洗浄力が不十分になり、結果汚れが落ちておらずに肌トラブルになることも。スキンケアにとって「落とす」ことは何より大切。ここでケチってはいけません。

「保湿」することをケチってはいけない

次に気になるのは「化粧水」をケチること。芸能人やモデルさんがよく「化粧水を何度もつける」と雑誌のインタビューなどで言っていたりしますよね。でも化粧水を1度に何度もつけるとコスパが・・・とためらうことあります。

自分の肌が欲する水分をしっかり与えることはとても大切です。スキンケアを一通り終わったのに肌がつっぱると感じる人は保湿が足りていない証拠。

オススメは、ドラッグストアなどで大容量で売られている化粧水を使うこと。自分のお気に入りの化粧水でなくとも、今の日本で売られている化粧水はとてもいい品質です。化粧水は「保湿」を目的に作られているため、安い化粧水であっても「保湿」の能力だけはあるはず。いい化粧水を1度だけ使うよりもはるかに潤うかもしれません。

また、毎日コットンパックをすることも。佐伯ちづさんは化粧水と水でパックをしていますが、コットンやシートに化粧水を含ませてパックすることでしっかりお肌に浸透します。

意識的に節約して化粧水を少量しか使っていないと、せっかくの化粧水の効果も半減してしまいます。化粧水でしっかり肌を潤すことで、その後は乳液や美容液で潤いを閉じ込めて美容成分を補うことに集中できます。

「肌と向き合う」時間をケチってはいけない

毎日何気なく鏡を見てお手入れをしていると、自分の肌に慣れてしまい、血色やシワ、シミなどが気にならなくなってしまいます。でも本当は、毎日年齢を確実に重ねており、少しずつですが肌質やハリ、キメの変化はあるはずです。こういった少しの変化を見過ごさず、その時にあったお手入れができるかどうかで将来の肌は変わってきます。

「最近目元のシワが目立つ」と思った際は、重点的に目元だけアイクリームを追加したり摩擦を加えないよう配慮する。「ほうれい線が目立ってきた」という時は表情筋を鍛えたりハリを与える化粧品を使ったり。小さなサインですが、放置しておくと明らかな年齢肌につながってしまうサインを見過ごさないためにも、忙しい日々ではありますが自分のお肌と向き合う時間を作ってください。そしてはやめはやめのケアをすることで未然に防ぐこと、これ以上悪化しない対策ができます。

いかがでしたか?ぜひ大切なところには時間とコストをかけること。そのことが将来的には思い描く自分へと導いてくれることでしょう。