シャンプーやハンドソープ、ボティソープ、最近では化粧水などにも広がっている詰め替えパック。今まで使っていた容器や、市販されている空き容器に詰替えて使うことで、エコ、リーズナブル、見た目の統一感やすっきり感をカスタマイズできるとあって多くの人が詰め替えているのではないでしょうか。
しかしこの容器の詰め替え、継ぎ足しは気をつけなければ健康被害で病院へ行くはめになってしまうことも。ぜひご一読いただき、その実態を知って今後にお役立てください。
継ぎ足しはNG!
例えばシャンプーやボディソープ。ポンプを押して出てこないなぁと、新しく詰め替え用のパックからそのまま注いだりしていませんか?本来しっかり中身を洗浄後、乾燥させてから詰替えるように注意が記載してあります。しかし、中身は同じものだし面倒だし・・・と継ぎ足し継ぎ足し使い続けている人も多いのではないでしょうか。
目には見えませんが、浴室などは特に湿気や水が多くボトルに入っている状態でも菌が繁殖しています。そこに新しい中身を入れてしまえば菌はますます増え続けることに。いくら防腐剤が入っているとはいえ、限度があります。
こんな話があります。ある日家族みんなの体全体に赤いぶつぶつ、発疹ができたそうです。病院へ行って医者に言われたひとことが、
「ボディソープ、継ぎ足して使ってるでしょう?」
ということ。菌が繁殖したボディソープで体を洗ったことでこのような症状が出てしまったそう。結果、エコでもなんでもなく、病院代が高くついたという話です。まさかそんなことで?!という本当のお話です。
乾燥&スペアの大切さ
詰め替えをする時の注意点としては、以下の通りです。
・ボトル類はしっかり洗浄、その後しっかり乾燥
・時にはスペアボトルを用意
まずは1回1回使い終わったらきれいに洗浄してから乾燥させること。中途半端に乾かして中に水分が残っていてはそこから菌が発生してしまいます。最低でも1~2日は乾燥を行うこと。またその間にスペアの容器に入れて使えばその間不自由はないでしょう。
時々詰め替え容器のまま浴室で使い続ける人がいますが、密閉性もなくおすすめできません。中性洗剤など食器洗い洗剤の詰め替えなどもありますが、開封直後から劣化が始まり洗浄力は落ちていきます。しっかり蓋が密閉できるものを選んでください。食器洗い洗剤はとくに食べ物と触れて人の口に入っていく可能性も高いので、慎重に保管してください。
いかがでしたでしょうか?
もしボトル洗浄が面倒であればその都度買い換えるか、詰替えないかというのもありでしょう。「継ぎ足す」ということの実態は、しっかりと管理のできる人にはいい習慣ですが時には思わぬトラブルが発生することを念頭に置いておくことも大事です。