スキンケア用品は使い続けないとわからない

洗顔、クレンジング、化粧水、美容液やクリーム、乳液など化粧品の中でも特にスキンケア用品はどのくらいの頻度で違う商品を使いますか?

通常1本(個)で毎日使えば1ヶ月~2ヶ月ほど使える商品設定が多いように思います。自分の肌に合うな!と思えばリピート買いするでしょうし、何も感じない、肌にあわないと感じれば使い切る前でも他の商品を購入するかもしれません。

スキンケア用品ジプシーの方は特に、どのくらいの期間使えばその商品の良さや効果を実感できるのか知りたくありませんか?肌理論の面から考えてみたいと思います。

続ける?やめる?効果の見極め方とは

基礎化粧品は自分のお肌にあったものを使いたいものです。店頭やサンプルで1,2日分のお試しができるものもあり選択肢もたくさん。新しい商品の使い始めはきれいになる自分を想像してドキドキ、わくわくするものですよね。

でもしばらく使ってその商品に慣れてくると「何も変化がないな」とか「コスパはどうなの?」など見切りをつけたくなる時が訪れます。

見極めポイントは、ずばり人によります。例えば、使い始めから肌にかゆみや刺激、乾燥が見られる等のトラブルが見られれば即使用を中止したほうがいいでしょうが、そうでなければ1本は使い切ってみてください。

1本がだいたい約1ヶ月分だとすると、肌のターンオーバーもおよそ28日なので使い切る頃には以前と肌の違いがわかってくるかもしれません。ただし、このターンオーバーの周期は個人差もさることながら年齢が上がるにしたがって伸びてしまいます。その場合、1本使いきってもまだ肌が生まれ変わっていないことも。自分の肌感覚を信じて、よさそうだなと思ったらもう1本リピートするといいかもしれません。

美白効果のある化粧品は1本ではダメ

保湿や乾燥、毛穴対策などの機能性のある基礎化粧品であれば上記のような使い方でいいと思いますが、こと美白に関してはさらに日数を要します。最低でも2,3ヶ月~半年ほどは使い続けてほしいと思います。保湿のような即効性のある実感と違い、美白は継続して行うことでゆっくりと効果が出てくるものだからです。肌を守ろうとするメラニン色素の生成を阻害するのが美白成分ですので、毎日使い続けながら一進一退を繰り返していきます。まずはあせらず、変化が見られずとも時間をかけてみてください。あれこれ手を出していると逆に何も効果を発揮しないまま時間だけが過ぎてしまいます。

気持ちによるところがすごく大きい

化粧品の情報を得る、買う、使うという一連の流れは想像以上に女性のテンションを上げます。「高かったから絶対いいはず」「クチコミがよかったし私にも合うに違いない」という前向きな気持ちはお肌に対してもとてもいい効果を及ぼします。一方で、あまり効果を感じられないと「失敗した」「悔しい」と思いながらももったいないのでとりあえず最後まで使うという気持ちになります。そういう気持ちは実は肌にも影響するものです。自分の肌をやさしく労わり、「きれいになりますように」という気持ちでケアすることで心理的な効果が発揮されるというもの。自分が選んだ化粧品、信じて使ってください。

新商品が次々と発売され目移りしてしまうかもしれませんが、いい商品はずっとあり続けます。あせらずまずは自分の肌と向き合ってケアしてみてくださいね。