老化をはやめる冬のお肌対策の基本

夏は紫外線の光老化が気になる季節ですが、秋から冬にかけては、乾燥と気温の低下に注意が必要です。

肌が粉をふく、かゆくなる、唇が切れるなど、生活するうえで乾燥からくる不快さもありますが、それに伴って確実に老化をはやめる季節が冬。毎年いかに冬を過ごすかで5年後、10年後のあなたの肌の状態は変わっているかもしれません。

冬の乾燥がもたらすデメリット

冬の乾燥対策として行うのが保湿。手足やひじ、ひざなどケアする箇所がいっぱい。体に関しては、できるだけお風呂あがりにすぐ保湿してください。お風呂上りは水分が蒸発しやすい状態なので、水分を閉じ込める感覚で潤っているうちに。

また体を温めようと長湯や半身浴をすることもあるかと思います。血流を促進して代謝を上げる意味ではお風呂につかることはオススメなのですが、本来5分ほどが最適。長時間の入浴は顔や体の皮脂を必要以上に奪ってしまいます。熱過ぎない温度にも注意してください。38~40℃に長くても10分でOKです。

一方、寒いからと朝の洗顔をついついさぼってしまうことはありませんか?乾燥が気になるあまり、夜中に分泌された皮脂を残したままでいると、酸化した皮脂により老化の原因となる活性酸素を生むばかりかくすみの原因にもなります。そんな時のおすすめは何といっても蒸しタオル。レンジで約1分ほどあたためた濡れタオルを顔全体にのせてあげることで目覚めよく、また水分や油分が入りやすくなりますよ。

寒暖差に要注意

1年の中で一番寒暖差を感じる季節でもある冬。人の体はこの寒暖差にうまく対応するために自律神経が乱れがち。室内でも寒暖差はありますので、できるだけ暖房の温かさだけに頼らず、ネックウォーマーやくつ下などで体温調整するなど負担のないように。

加湿器も今や必需品ですね。ただし加湿器のお手入れはこまめに行うこと。水を使うだけに汚れが溜まると菌を撒き散らすことになりかねません。

そしてやはりお肌は保湿が肝心です。寒いとお肌も毛細血管が収縮することで血流が滞り、ターンオーバーがうまく働きません。乾燥とターンオーバーの乱れのWパンチで春になるころには肌がカサカサ・・・そんなことにならないように、日常のちょっとした工夫で秋冬の過酷な時期を乗り切っていきたいものです。

最後に、紫外線対策をするのは夏だけではありません。気温が低いだけでしっかり紫外線は降り注いでいます。光老化を避けるためにも、1年中紫外線は防いでシミやシワ対策を。ちょっとした心がけで肌も心も変化していきます。